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ASRS(自動化書庫)のすべて

国際基督教大学ミルドレッド・トップ・オスマー図書館地下に設置されている完全自動化書庫、ASRS (Automated Storage and Retrieval System) についての情報です。実際の利用方法(OPACを使った出庫指示の仕方)については「ASRS(自動化書庫)の利用」をごらんください。

ASRSとは?

写真/ASRS

ASRSとは?

ASRS (Automated Storage and Retrieval System) は、2000年に開館したミルドレッドトップオスマー図書館地下に設置した自動化書庫の名称です。(日本ファイリング株式会社商品名は AutoLib. オートライブ) OPACの検索結果画面の[ASRSから出庫]リンクをクリックすることで、ASRSに収められている該当資料を取り出すことができます。

ASRSの仕組み

ASRSに収められている資料は全て樹脂製のコンテナ(大きさ約65×50cm)の両面に収まっています。1つのコ ンテナの両面に約40冊の本を収納することができます。国際基督教大学図書館のASRSでは、約12,000個コンテナが鋼製のラックに納まっており、収納可能冊数は約50万冊となっています。ラックの間のレールを動くクレーンが要求されたコンテナを出庫し、コンベヤーとリフトによって出庫ステーションまで運ぶ仕組みになっています。

各コンテナには固有の番号がつけられておりコンピュータにより識別ができるようにしてあります。資料をASRSに入庫するときは該当資料の番号とコンテナの番号をデータ上結びつけることで、どのコンテナにどの資料が入っているかを判別できるようにしています。これにより 「OPACの検索結果→出庫指示ボタンをクリック→該当資料番号→該当コンテナ番号→ASRSへ出庫指示→該当コンテナの出庫→該当資料の取り出し」 という一連の作業が可能になります。資料をコンテナから取り出す際には、コンテナ番号と資料番号のデータの結びつきを解除します。これにより、システム上、このコンテナから資料が取り出されたことになります。

ASRSのメリット

第一のメリットは省スペースであること。一般の開架式に比べて約1/5のスペース(床面積比)で同量の資料を保管・利用できます。第二に温度・湿度の管理も容易で、太陽光線・室内灯も当たりませんので資料の保管に最適の条件を保つことができます。第三に配架・書架整理の手間が一切要りません。ASRSから出庫された資料をASRSに戻す際には、取り出したのと同じコンテナを呼び出す必要は無く、任意の空いているコンテナを呼び出して任意の順番に入庫ができます。

ASRSを語る (国際基督教大学図書館 黒澤公人氏 インタビュー)

写真/黒澤さんASRSの導入の経緯や現在の運用方法について国際基督教大学図書館黒澤公人氏にインタビューした。黒澤氏は1976年以来30年間、主に図書館システムを担当しながら、利用者中心のサービスを実現し続けてきたベテランスタッフであり、常に次世代の図書館のあり方を考え続けている。(インタビュア:松山龍彦)

―まずASRS導入の経緯からお聞かせください。

ICU図書館では、1980年代半ばに蔵書数が図書館の収納能力を超えました。可能な限り書架の増設をしたのですが、それも80年代後半に限界を見たので、外部倉庫業者に随時図書の保管を委託して運用することになりました。その後毎年10,000冊から15,000冊分を、段ボール箱に詰めては新たに業者に預けていました。出版年が古く、利用実績の低い資料を優先的に委託保管していました。業者に預けている資料を使いたい利用者は、図書館のカウンタで呼び戻し請求用紙に記入、午後3時までに提出すれば翌日業者から本が届くという仕組みでした。このサービスにかかる図書館の労力は大変なもので、利用者からの請求受付、業者への発注連絡、送られてきた段ボール箱の受け取り、箱の開封と資料の取り出し、段ボール箱の一時館内保管場所への移動、利用者への貸出と返却、梱包、業者に引き取り願いの連絡、引き取り立会い、台帳管理などの煩雑な作業を要しました。90年代後半には委託資料は17万冊を超え、委託保管料も相当額に上っていました。この体制が15年続いたわけですが、当時からこのままでいいのか、という問題意識は当時からずっとありました。

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ASRSが見たい!

日本ファイリング社ウェブサイトでASRS (製品名はAutoLib) の動画を見ることができます。国際基督教大学のASRSと同様の仕様で作られた製品を撮影したものです。

国際基督教大学図書館のASRSを見学してみませんか? 5名以上のグループで事前にお申し込みいただければ当館のスタッフがご説明いたします。下記にお電話を頂くか、emailにてご連絡ください。

入庫統計・利用統計について

入庫・利用の統計データについては、こちらをご覧下さい。

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