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オスマー10周年を記念して 2010-10-01

2010年9月、オスマー図書館は11年目に突入した。
今や「オスマー」という名称で親しまれ、あって当たり前の存在だが、なぜオスマー図書館が建設されたのか、その経緯について知っている人はどれくらいいるだろう。10年という節目を迎えた今、オスマー図書館の今までの歩みを振り返ってみたい。

新しい図書館の議論が始まったのは、1980年代後半である。理由は簡単、書架が一杯になったからである。当時、図書館が最初に取った手段は、外部倉庫への委託保管であった。その後、外部倉庫に預ける量は年々増え続け、費用も膨らみ、我われの最大の悩みになっていた。その悩みが解消されたのが2000年、新館「ミルドレッド・トップ・オスマー図書館」の完成である。新館建築に当たり、新館に必要な機能を検討した結果、書庫だけでなく、電子情報にアクセスしやすい環境ということで充実したコンピュータ設備がフロアに展開された。

<オスマー図書館の5不思議>
名前の由来
図書館新館は、日本国際基督教大学財団(JICUF)から建築費の70 %の寄付を受けた。これは著名な化学者、故ドナルド・オスマー博士の遺贈によるもので、図書館新館はオスマー夫人の名を冠し、「ミルドレッド・トップ・オスマー図書館」と命名された。 このご寄附がなかったら、「情報センター」「メディアセンター」という名称になっていたかも。

自動化書庫が選ばれた訳
自動化書庫はそれまで、アメリカには導入事例があったが、国内にはなかった。コスト的には集密書庫とあまり差はなかったが、前学長と前館長は決断した。「暗い所を行き来して本を取り出すという非人間的な作業は機械に任せるべき」「何事も一番はいい」などという理由から。

1階フロア中央のカウンター
今では夜間アルバイトの待機場所になっている中央のカウンター。実は当初はレファレンス・カウンターだった。しかし、高いカウンターは指導には向かないという主な理由から、2年でお役御免となった

椅子の背が二色の理由
当初は、椅子の色はグレー一色で計画されていた。しかし、オスマー図書館の基調色を「赤」に決めた時点で、椅子の背にも「赤」を取り入れることになった。オスマー図書館のサインをよく見てみよう!ところどころに「赤」のポイントが!

入口がなぜ地階?
図書館本館とオスマー図書館の入口の階は異なる。最初は本館と同じ階層に作る計画であった。しかし、1階に利用者が集中しすぎるのではということから、利用者の分散を考えて入口を地階にすることが決まった。

オスマー図書館のオープン初日のことは、今でも鮮明に記憶している。開館を待ちに待っていたという感じで一番に駆け出していく人たち、無事に閉館作業を終えた時のスタッフの安堵の表情など。オスマー図書館が成人を迎える頃、果たしてどのような光景になっていることだろう。成長したオスマーの姿に乾杯したいものである。

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