第三回札幌伝道

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1912年(大正元年)十月九日出発二十五日帰京
第三回札幌伝道
内村鑑三、宮部金吾、黒岩四方之進、其他各地代表 森本慶三(岡山県津山) 海保竹松(千葉) 青木義雄(栃木) 木村允(新潟) 浅野猶三郎(東京) 山岸壬五(東京) 中田信蔵(東京) 佐藤任蔵(宮城) 斎藤宗次郎(岩手) 小田代れん(花巻)(多祈子) 浅見仙作 斉藤新次郎、市川春松 佐藤嘉平治 並に竹崎牧師独立教会会員 森本厚吉、三島常磐以下四十余名(写真)
経過の梗概 此期間に於て
一、内村先生の数回に亘る羅馬書講演、
一、森一氏邸内に於ける歓迎園遊会、
一、早天祈祷会、
一、市内講演会、
一、森本厚吉氏宅晩餐会、
一、札幌独立基督教会と教友会と伝道に就ての協同宣言契約、
一、大学農場見学、
一、石狩川鮭漁実地見物並に石狩町に於ける鮮魚試食等
一、帰途津軽海峡波静かなる連絡船甲板上月光を浴びつゝ今回の札幌伝道を追想して感謝し将来の伝道につき先生は予と共に語り祈って後各自の寝室に入る。